冬も本番、各地でマラソン大会が開催される時期になりましたね!
ランナーの方々は暖かい時期も終わって、これから大会に向けて練習量が増えている時期です。そしてそれと共に、ケガする人も多くなるのもこの時期です。
そんなランナーのケガの中でも、とても多く見られるのが「足首の捻挫」です。
目次
ランニング中には危険がたくさん
トレッドミルのような安定した場所で走っているのならば大丈夫ですが、一般公道には捻挫のリスクが多く隠れています。
- 歩道の段差
- 雨のマンホール
- コンクリート下から隆起した街路樹の根
- 歩道脇の砂
などの罠があちこちに潜んでいます。特に夜道だと足元が見えないで、引っかけたり滑ったりして足を捻ってしまうことがあります。
また、シューズを替えたばかりだとソールの厚さのギャップで段差に引っかけることも。
ランニングで多い捻挫
捻挫にも色々と種類がありますが、ランニングで多いのは「内反捻挫」です。前に向かって走っている時は、角度的につま先が下を向いた瞬間が多くなります(写真)。
この角度だと外側が緩くなるため、足先を引っかけたりして内反捻挫をしやすくなります。
この捻挫の詳細は以前のブログ【足の外くるぶし周りが痛い! 最も多い「内反捻挫」とは】に詳しく説明してありますので、是非ご参照下さい!
そしてこの内反捻挫をした時は、合併症として靭帯や筋肉の損傷などを伴うことがあるので、無理をしてランニングを再開するととても危険です。
捻ってしまった直後に、まずすること
1.ひとまずその場で安静にする
捻った直後は痛みも強く、正しい状況が把握できません。ある程度落ち着くまでは、安全な場所で腰を下ろして休んでください。
2.少し時間が経ってズキズキが治まってから、立ってみる
まず、立てるかどうかは重要な判断基準となります。ゆっくりと立ち上がろうとしてください。ほとんどは以下の3つに分類されます。
- 立てるけど体重をかけると痛い
- 立てるし、痛みもほぼない
- ちょっと体重かけるだけでも激痛で立てない
3.立てるけど体重をかけると痛い人は
捻挫とは「関節を捻ってしまうこと」なので、強く捻ると関節内が破壊されます。
体重をかけると痛い場合は、関節内が損傷していたり関節がズレていることも。
今すぐランニングをやめて病院へ行きましょう。
応急処置方法はこちらをご覧くださいね!
4.体重かけても痛くない人は
まずは、少し歩いてみましょう。
体重かけて痛くなくても、例えば小さな損傷が多数あって、歩いたら徐々に違和感が増してくることがあります。
もしそのランニングが練習走なのであれば、走るのは中止して一日様子を見ることをお勧めします。
練習ではなくレース中ならば、徒歩→軽めジョグから再開してみて、少しでも違和感があれば中止してください。
痛みを我慢して走ってしまうと、関節内が更に破壊されてしまい今後に悪影響を与えてしまいます。
なかには元々関節が柔らかくてほとんど損傷のない方もいます。そういう方や歩いてみても痛くない人は、「捻った瞬間に足首に体重が乗った感覚があるか」も判断材料にしてください。
いくら柔らかくても、体重が乗ってしまうと靱帯などが損傷している可能性があります。
5.そもそも立てない人は
可能であれば病院へ直行をお勧めします。
捻挫の合併症として靱帯断裂・骨折などがあります。立てないくらい痛みがあるのであれば、そういった合併症を伴っている可能性があり、とても危険です。病院でレントゲン検査をして状況を把握してくださいね。
いざという時のために、前もって用意しておくこと
ランニングだとあまり大きな荷物を持てないので、なかなか捻挫直後の対策をすることは出来ません。
ですので、治療以外でなるべく前もって気を付けておく点をお伝えします。
- 最低限の交通費(交通系カード)を持っておく
- 通信手段を持っておく
- バイクシェアの会員になっておく
家から離れたところで怪我をした際に、どうやって帰宅するかが問題となりますので、以上のことを対策しておけば安心です。
まあ、基本的にはスマホがあればなんとかなります。自転車シェアリングは、都内に多いあの赤いアシスト自転車などです。エリアによっては無い場合もありますので、あらかじめ調べておきましょう。
まとめ
捻ってしまった後に「大丈夫かな?」と思って走るのを再開したら、次の日に痛くて歩けなくなった、という話もよく聞きます。捻ってしまった場合は、基本的には中止して安静にすることが一番です。少しでも違和感があるならば医療機関へ行くことをおすすめします!
立てないほどであれば病院、それほどではなくて東京近郊であれば「足首の捻挫・専門プログラム」のある「もみじはりきゅう整骨院」を是非ご利用ください!
【応急処置の方法について】
【捻挫直後の固定方法を知りたい】
【足の捻挫について詳しく知りたい】
【東京近郊で足首の捻挫を早く回復させたい】
もみじはりきゅう整骨院(Iida)