「捻挫をしてからそれなりに日にちが過ぎているのに、まだ足首周囲が痛い」
「しかも、なぜか捻って腫れたところよりも外くるぶしの後ろ辺りが痛い」
と、いうことが捻挫の後には多々あります。
人によっては、捻ってないのに痛くなることも。
それは、「腓骨筋の痛み」かもしれません。
目次
捻挫の後遺症「腓骨筋損傷」「腓骨筋炎」
捻挫でのケガは、捻って痛めた関節や靭帯だけではなく、同時に筋肉も傷めることがあります。
その代表的な筋肉がこの「腓骨筋」です。
腓骨筋は、長腓骨筋と短腓骨筋の2つ(実はもう1つありますが今回は割愛します)があり、共に外くるぶしの後ろを通過します。
短腓骨筋は足の小指の骨に付着しますが、長腓骨筋は足の裏を通り、親指の付け根まで伸びています。
肉離れを起こすことも
「足首の捻挫をしてから病院や整骨院などで靭帯損傷と言われたが、損傷した靭帯の場所ではないのに、なぜか外くるぶしの後ろが痛い!」という時は、実は同時にこの腓骨筋が伸ばされて肉離れを起こしていた可能性も充分考えられます。
腓骨筋はくるぶしの後ろくらいからカーブを描いており、捻った際にこのカーブにテンションが掛かり、受傷しやすくなってしまいます。
こんな感じで捻挫と同時に伸ばされます
一番損傷されやすい箇所がくるぶしの後ろなので、主に痛みはそこに出現します。ただ、人によっては外くるぶしの下に痛みが出ることもあります。
さらに!
腓骨筋が伸ばされたことにより、腓骨筋全体が過剰に硬くなってしまい、そのせいで余計に痛みが強くなってしまっている、という症例も多く見られます。
また、捻っていないのに痛くなる場合では、主に使いすぎなどのオーバーワークが原因となります。
腓骨筋をゆるめましょう
自分でなんとかしてみたい、という方には、直接腓骨筋を緩めることをお勧めします!
セルフで行うときは、実際に痛めた箇所を触りすぎると、炎症が起こってしまい悪化することがあります。なので上の太くなっているところを緩めましょう。
腓骨筋は、意外にも膝の手前まで伸びている長めの筋肉です。たとえ外くるぶしの後ろが痛くても、その上の方を自分の指でマッサージしましょう。オイルなどを使っても問題ありません。
また、筋膜リリースローラーなどを使ってあげても効果的です。
こんな感じにゴリゴリと。
まんべんなくやってあげてくださいね。
最近流行りのマッサージガンで攻めるのもアリですよ!
また先ほどもお話ししましたが、長腓骨筋は足の裏にまで伸びている筋肉です。
足裏をテニスボールでゴリゴリやっても筋膜リリースができるので、これもお勧めです。
まとめ
セルフケアを続けることも大事ですが、損傷部の傷が大きかったり、癒着などが強く出ていた場合は、これだけで回復させるのは困難です。その際には是非とも、もみじはりきゅう整骨院の「足首の捻挫特別施術プログラム」をご利用ください!
痛みの程度から癒着度合をチェックし、正常な足首へと戻るお手伝いをさせて頂きます!
また、ランナーの方で捻っていないのに痛くなった場合は、ランニングフォームやシューズの見直しもしてみてくださいね!
【応急処置の方法について】
【捻挫直後の固定方法を知りたい】
【足の捻挫について詳しく知りたい】
【東京近郊で足首の捻挫を早く回復させたい】
もみじはりきゅう整骨院(Iida)