足首を捻挫してしまった時の応急処置については、以前にもブログで書きました。
まだの方はこちらをご参考くださいね→「足をグキッ!と捻ってしまった!その応急処置」
目次
早く治すために大事なこと
「なるべく早く治したいので、何か気をつけることはありますか?」という質問をよく聞きます。
「お酒は飲んでも大丈夫?」という質問も多いですね。
色々と注意事項はありますが、まず最初に、捻挫を早く治すために知っておくべき事があります。
それは、「なるべく早く内出血を抑えること」です。
捻挫の直後は、筋肉や靱帯、腱、血管などの色々な組織が壊れています。そのため周囲では内出血を起こしています。
内出血が多ければ多いほど治りは遅くなり、少なければ短時間で治ります。
そもそも捻挫の初期処置である「RICE処置」は、止血することを重視した処置です。
R(REST) 安静:動かさないことによって出血を抑える
I(Icing) 冷却:冷やすことで代謝・血流を減少させる
C(Compression)圧迫:圧迫させることで腫れや内出血を最小に抑える
E(Elevation) 高挙:心臓よりも高い位置にすることにより血流を減少させる
このように、早期に出血を抑えてしまうことが、早く治すコツとなります。
それでは逆に、治りを遅くしてしまうことって何だと思いますか?
答えは、RICEの逆をすること。
動かしたり温めれば出血は止まりませんし、固定や高挙をしないと腫れも停滞します。
これを基準に考えれば、
Q.お酒は飲んでもいいですか?
A.酒を飲むと心拍が上がり、血流が増してしまうので悪化します。
Q.お風呂に入ってもいいですか?
A.お風呂に入ると血流が増えます。シャワーだけにしましょう。それでも温まってしまったら、患部にアイシングをしましょう
Q.足の捻挫だから、上半身は運動してもいいですか?
A.上半身の運動をしても血流は増えてしまうので、炎症期を過ぎるまでは他の部位も運動は控えましょう
というように、捻挫したあとの質問の多くは、血行基準で大体は答えられます。
「血行が良くなってしまうかどうか」。怪我をしたあとは、これを基準に考えて捻挫を悪化させないようにしましょう。
炎症期を過ぎたら
炎症期は一般的に72時間と言われています。捻挫の初期症状が治まっていき、腫れや熱感が治まったらRICE処置は行いません。
もちろん程度によって違いますが、腫れや熱感、赤みが無くなってきたら炎症が治まってきた証拠だと思ってください。
良くなってきたら今度は逆に、中の循環を良くするために温めたり運動療法を開始します。
しかし!
ここに関して、素人判断はとても危険です!
早すぎたらまた炎症は悪化しますし、大事に行き過ぎても、拘縮(こうしゅく)という関節の硬さが出てきます。
後遺症を残したくなければ、なるべくプロへ判断をゆだねることをオススメします。
毎回言っていることですが、捻挫を正しく治すには、病院や整骨院、トレーナーなどのプロに受診しながら、二人三脚で治すことが一番です。
信頼できる先生を見つけて、相談しながら治していってくださいね。
そして東京近郊で早く治したい人は、是非当院の「足首の捻挫専用プログラム」をご利用下さい!
ただ治るのを待つだけ、ではなく、その間にも治りを早くさせる為に出来ることはあります。
【応急処置の方法について】
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【東京近郊で足首の捻挫を早く回復させたい】
もみじはりきゅう整骨院(Iida)